映画を観た(LUCY)
LUCY
スカーレット・ヨハンソンとリュック・ベッソン監督が初タッグを組んだサイキックアクション。ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。マフィアは、人間の体内にある物質を埋め込み、その人間を海外に送り出すことで物質の密輸を行おうとしていたが、ルーシーの体の中でその物質が漏れ出すアクシデントが発生。その影響により、普通の人間なら全体の10%しか機能していないと言われる脳の機能が、徐々に覚醒していく。脳の覚醒率が上がるに従い、超人的な力が解放されていくルーシーは、自分と同じような人間を二度と生み出さないためにも、マフィアの計画を阻止するために動き始める。
※映画.comから引用
久しぶりに映画館に映画を観に行ってきた。思い出のマーニー以来の映画鑑賞だと思う。
それにしても、改めて思うが映画観るのに1700円は高すぎる。1700円あれば結構色んなことができる。
割引券なんてそうそう持ち歩いてないし。もっと安く見られるようにしないと、映画に寄り付かなくなっちゃいそう。
スカーレット・ヨハンソン演じるルーシーという女性が、とあるクズ男の策略によって薬の運び屋となり、マフィアの抗争に巻き込まれていく。その薬は、人間の脳の能力を100%目覚めさせることができるものだった。体内に埋められた薬が漏れ出し、ルーシーの脳は進化を始めていく。
…ええと、結論から言うと、あんまり面白くなかった。
難しいところだと思うが、人間が能力を100%開花させられるとどうなるのか、についての描写が甘いと思う。
実際に、100%の能力ってのがどんなもんなのか、科学的にも解明できていない状態(?)らしいので、しゃあないとも思うけど。
というか、電波や、物質、重力を支配する、と言われても、ちょっと想像しづらい。そのうえ、時間をも支配できるとなると…いよいよもって想像しづらい。
そこをうまく説明してくれれば、もう少しいい出来になったんじゃないかなあ。
リュック・ベッソン監督の映画は、レオン、ニキータの順に好きだ。
私の、オヤジ好きの心を捉えて離さない。ファザコンなのだろうか。
少女と、人生経験豊富なおじさん。強気な少女が、おじさんにくってかかったりもするけれども、そこは年齢という余裕でうまく翻す。
そういう、絶対に自分には叶わなくて、そのうえ自分のことを見抜いていてくれて、愛情を持って接してくれるおじさん。に私はアホほど弱い。
リュック・ベッソン監督は私のフェチ心を的確にくすぐってくるので、「ハハーン、さてはお主も同じ性癖」と一人仲間意識を持っていたものだが
今回のLUCYはそういったフェチ要素が少なくてちょっぴり肩透かしをくらった。
欲望に忠実なあなたが好きだったのに!
リュック・ベッソン監督の他の映画もコンプリートしてみようかなあ。